Blog : ブログ

プリント柄・トップスとボトムに合う柄選びのコツとは?

トップスとボトムで同じテキスタイルデザインでも柄の方向性や選択が変わります。その違いを解説。

ピンク、グレー、ラベンダーの柔らかな色合いのパステル調の抽象的なアートワークが描かれた、白い膝丈のスカートをはいた人物。スカートをそっと広げてデザインを見せる。.

ボトムに向く柄の特徴~広い範囲と動きに合わせた大胆な表現~

ボトムはトップスに比べて広い面積の布地を使い、裾が広がりダイナミックに見せられます。 これを生かして大きく大胆な柄が似合います。但し大きな柄を下に持ってくると色が強かったり彩度が高かったりする場合、目線が下に集中しすぎるため注意が必要です。 彩度はベースカラーに近い色味のモチーフを使うなど、柄の主張を抑える工夫をすることでバランスを良く見せることができます。

ネイビーのノースリーブのトップスに、大きな花柄がプリントされ、中央に幅広のマスタードイエローのパネルがあしらわれたグレーのスカートをはいた人物が、スカートの両脇を押さえている。.

トップスに向けた柄の特徴~ジャケット等アウターとの相性を考える~

トップスの柄は、アウターやジャケットを着たときに見える範囲が狭くなることを意識することが大切です。 大きく大胆な柄は隠れて存在感が薄れるため、トップスには小さく繊細な柄が向いています。服全体のスタイリングのバランスを柄が崩さないためにも、無地のように見える控えめな柄を選ぶのがポイントです。

このようにトップスとボトムにおいても柄の適性が変わるので,テキスタイルデザイナーは洋服に仕上がった際、どんなアイテムになるのかも視野に入れて柄を仕上げる必要があります。

関連記事はこちらから