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アパレルブランド展示会への招待を受ける

紙の上のデザインが形になる瞬間、消費者に一番近い視点で確認する貴重な場。

温かみのある木製の壁、洋服が並ぶ棚、天窓からの自然光、そして中央に大きく吊るされたグリーンのドレス。

展示会で得られる「リアルな消費者視点」

私たちはテキスタイルデザインの現場で、アパレルブランドのデザイナーからの依頼を受け、ALBAでプリント服地の図案を描きます。そのスケッチをもとに染工場で布地が完成し、アパレルデザイナーがパターンやスタイルを決めて製品を決めます。紙やモニターの中でのデザインワークが中心の私たちにとって、実際に洋服となった製品が消費者にどのように届いているのかを、展示会で直接確認できることは非常に重要です。展示会は、デザインの補正点や、エンドユーザーにどのように発信されるかを肌で感じられる、リアルなフィードバックの場となっています。

水彩画風で描かれた洋服ブティックのイラスト。暖かく照らされた広々とした店内には、ラックに並べられたドレスや衣服、鉢植え、そして歩きながら品定めをする人々。.

次期シーズン戦略を立てる最適の機会

展示会は、完成した洋服のデザインをもう一度見直し、次期戦略を考える大切な時間でもあります。各デザイナーが集まり、商品の方向性を共有し、共通認識を持つことで、次期シーズンの展開に対するイメージが明確になります。また、ALBAとしてもフィードバックを受けることで、自分たちのテキスタイルデザインをよりブラッシュアップし、消費者により伝わる商品づくりにつなげる貴重な機会なのです。

陽光が差し込む明るくミニマルな衣料品店。陳列棚には流れるようなドレスが並び、白い花柄のドレスを着たマネキンがいる。手前の床には黒い靴が置かれている。.