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図案家のルーツを受け継ぐテキスタイルデザイン事務所ALBAの図案

京都でかつて着物の図案家が描いていた『図案』は、日本の美意識と職人技を反映した伝統文化の一部です。私たちALBAのデザイナーも『図案家さん』と呼ばれ、このルーツを大切にしながら、現代のファッションに命を吹き込むテキスタイルデザインを手掛けています。

濃紺の地に赤、青、クリーム色のカラフルな花と緑の葉が密集した花模様。.

伝統の職人技が紡ぐ、テキスタイルの世界

現在のALBAが本社を置く京都市西京区は図案家の歴史と深い関わりを持つ地域です。明治期以降、着物の型友禅の発明で着物の大量生産が可能となり、その色や柄をデザインする図案家が多く活躍しました。周辺には分業制により図案や型紙を作る職人が集まり、産業の中心地として賑わいました。京都市内の美術工芸教育も図案家の育成に寄与し、近代のテキスタイル文化発展に大きく貢献しています。

図案家の精神を現代に生かす、私たちALBAの使命

京都の着物文化を支えた図案家の思いを受け継ぎ、ALBAは現代のテキスタイルデザインを通して新たな洋服の模様を創造しています。2007年に設立されたALBAは、伝統的な手描き技法とデジタル技術を組み合わせ、丁寧にオーダーメイドの柄を仕上げる現代の『図案家』です。過去から継承された技術や思いを大切にし、未来へとつなげる使命を持った会社として、これからも図案家の精神を生かし、新しいファッションシーンを彩り続けます。

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